2000/06/15

Melbourne3

6月15日(木)
朝、ビクトリア・マーケットに行く。(昨日も行ってみたが、定休日だった。)
食料品店をまわり、夕飯の食材を求める。なんと、サーロインのステーキ肉が、キロ10ドル弱。迷わず400gのを2枚買う。日本円換算で500円ちょっとだ。安い! それに、ハム、パン、ポテト、オニオン、ブロッコリー、調味料などなど……。夕食が楽しみだ。
例のカフェ・テラスのある広場で、今日は3人のお嬢さんたちが、弦楽器を弾いていた。写真を取らせてくれというと、家内を入れて快く応じてくれた。
ホテルに戻って買出しの重い荷物を置き、再び街へ出る。

今日は、教会と公園を訪ねることにした。モールのあるバーク・ストリートを東に進み、スプリング・ストリート Spring St. を横切ると、州議事堂がある。その裏が、セント・ピーターズ教会 St. Peters Church とセント・パトリックス大聖堂 St. Patricks Cathedral 。【写真右】
セント・パトリックスは、尖塔の高さが105.8m、聖堂の奥行きが92.25mという巨大なゴシック建造物で、着工から90年かけて1939年に完成した。メルボルンのメインのローマン・カトリックの教会で、1970年には、パウロ6世によって、ローマの七聖堂に準じるマイナー・パシリカの地位が与えられているほどだ。
ちなみに、メルボルンは、中心街にも数多くの教会が点在しており、1891年建造のセント・ポールズ大聖堂をはじめとして、バプティスト教会、スコッチ教会、ユニティング教会など、数え上げればきりがない。

大聖堂を東に行くと、すぐフィッツロイ・ガーデン Fitzroy Garden に着く。メルボルンには450以上の公園があるというが、一番行きたかったのがこの公園。設計者は、イギリスのユニオン・ジャックを模してこの公園をレイアウトしたのだそうだ。そういえば、きれいな長方形である。
この中にあるキャプテン・クックの小屋 Captain Cook's Cottage は、キャプテン・クックの両親が住んでいたもので、メルボルン市が100周年を記念して1934年に買い取り、英国ヨークシャーからこの地に移設・復元された。【写真左】
チューダー様式のミニチュアの街、English Tudor Village もおもしろい。英国の地方の村が飢饉に見舞われたとき、その地方出身のメルボルン在住者が中心となって、食糧を贈るなどしてそれを助け、後日そのお礼として英国から市に贈られたもの……と掲示されたいた。

スワントン・ストリートのカフェでビールを飲んだり、モールをぶらついたりして、ホテルに戻る。

今日の夕食は豪勢だ。ホテルの共同キチンの使い古しのフライパンで、今朝仕入れたステーキ肉を焼く。同宿のみんなが、Wonderful! といって覗き込んでくる。
1人400gのサーロイン・ステーキ、塩ゆでポテト、ブロッコリー、オニオン炒めとレタスのサラダ。それにウィスキーの水割り。
食えるかなと心配したが、二人ともペロリと平らげてしまった。この超豪華メニューで、かかった費用は今までで最低。さすがにオーストラリアは肉が安い。
あーっ、うまかった!

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