2000/06/10

Sydney3

6月10日(土)
また歩いた。今日はシドニーの政治、経済の中心、いわゆるCBD Central Business District を歩いてみる。
CBDは、南のタウン・ホールから北のサーキュラ・キー Circular Quay に至る、ピット・ストリート Pitt St. とジョージ・ストリート George St. の辺りをいう。タウン・ホールからマーチン・プレース Martin Place までは、ホテル、デパート、オフィス・ビルなどの建物がびっしりと並ぶ。建物の1、2階には、免税店、お土産品店、有名ブランド店などのショッピング施設やレストランやフード・コート、カフェなどが入っていて、通りは行き交う人で溢れている。
ハイテク・ビルが並ぶ中に、ところどころにビクトリア調の古い建物も残っており、そんなミスマッチが面白い。古い建物では、ビクトリア・バロック風の、時計台のあるタウン・ホールと、すぐ近くの、ジョージ・ストリートにあるクイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB) Queen Victoria Building 【写真左、内部】が見どころだろう。どちらも19世紀後半に建てられたものだが、QVBの方は、老朽化していたものを1984年から2年半をかけて大改修を行い、現在200を超す小売店やレストランが入っている。

GPOのあるマーチン・プレースは歩行者天国になっているが、カフェ・テラスが並んでいるわけでもなく、週末は閑散としていて、ちょっと寂しい。
マーチン・プレースからサーキュラ・キーまでの北側は、南半分とはいくぶん趣が異なり、超高層ビルが立ち並んで、ノース・シドニーやオペラ・ハウスの方から眺める景色のスカイ・ラインを形成している。

マーケット・ストリート Market St. を西に歩いたところで、高島屋を見つけ入ってみた。
デパートではなく、高級土産品店といった店づくり。スタッフは全部日本人のようだ。次女の誕生日プレゼントにと、ユーカリの葉をかたどったブローチを買ったが、皇太子妃雅子様がそのブローチをつけて写っている日本の週刊誌の切抜きをショー・ウィンドウにおいて、「雅子さまもお使いの……」とやっていたのには、いささか驚いた。

帰りに、フード・コートで、夕食の仕入れ。酢豚、牛、チャーハン、それに寿司、しめて12ドル。宿の近くのリカー・ショップで、安いスコッチを買い込んだ($22)。
夜、長女から電話がかかる。愛犬『寧夢』は元気にしているようだ。
雨になった。オーストラリアに来て初めての雨だ。

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