2000/06/11

Sydney4

6月11日(日)
昨日夜の雨は上がって薄曇り。雲行きは怪しいが、今日は、一日乗り放題のシドニー・エクスプローラー Sydney Explorer に乗る。
シドニー・エクスプローラーは、市内24ヶ所の主要観光ポイントを巡る、赤い色の観光バスで、各ポイントのバス停では一日何度でも乗り降り自由。1番スポットのサーキュラ・キー Cercular Quay を、朝8時40分から夕方5時25分まで17分おきに発車する。気に入った場所で好きなだけ時間を過ごし、次のポイントに向かう。チケット(大人$30)は運転手からでも買えるから、どこから乗り始めてもいい。

我々は、ジョージ・ストリートのQVBの前(No.14)から乗車。バスは、ハイド・パーク、オーストラリア博物館、セントラル・ステーション、チャイナ・タウンと、見慣れた通りを走る。この辺はもっぱら車窓からの見物だ。
さらに、シドニー・カジノのあるスター・シティで折り返し、ダーリン・ハーバー Darling Harbour を経てヒクソン・ロード Hickson Rd. を北上。23番のキャンベルズ・コーブ Campbell's Cove で下車する。ここは、ハーバー・ブリッジ Harbour Bridge の南の橋脚の下にあたり、公園になっている。ブリッジを下から見上げる形になる。
シドニーのシンボルになっているこの橋は、1923年、当時の不況対策の公共事業として着工、9年間かけて完成した。延長1149mで、シングル・アーチ橋としては世界第2の長さ。海面から最高部までは134mある。
また、ここからは、シドニー・コーブ Sydney Cove を挟んで、対岸のオペラ・ハウスを昨日とは逆のアングルで見ることができる。

そのまま歩いて、ザ・ロックス The Rocks に入る。ザ・ロックス The Rocks は、白人オーストラリアの発祥の地と呼ばれるエリア。1788年、イギリスからの最初の移民団がシドニー・ハーバーに入港、ここに初めて開拓の鍬が入れられたという。その名のとおり、ここは岩だらけの地質だった。【写真右】
現在は、入植、開拓当時の倉庫や、住宅街を昔の面影そのままに再建、再現し、一大観光地として賑わっている。ジョージ・ストリート沿いにあるシドニー・ビジター・センター Sydney Visitor Centre は、船乗り用の下宿屋の建物を再建したもので、館内にはザ・ロックスの歴史が紹介されている。ここで、シドニーの絵葉書を買った。

再びバスに乗り、サーキュラ・キーでちょっと下車。ここは、シドニーの海の玄関口。5本の桟橋からフェリーやクルーズの船が発着している。バスはオペラ・ハウスに寄り、マックォーリー・ストリート Macquarie St. を南下する。この通り、ハイド・パークの北側には、州立図書館、州議事堂、旧造幣局などの歴史的建造物が並ぶ。向きを変えて、ボタニック・ガーデンの中を通り、例の北端のビュー・ポイントで折り返す。この辺から小雨が降り出した。

ハード・ロック・カフェ Hard Rock Cafe のあるウィリアム・ストリート William St. を東に向かうと、「南半球最大の歓楽街」といわれるキングス・クロス Kings Cross。しかし、雨が降っているのでそのまま素通りする。昼なので、車窓からはその賑やかさは伝わってこない。
バスは、ポッツ・ポイント Potts Point 、ウルムルー Woolloomooloo を通過し、シドニー・ハーバー・トンネル Harbour Tunnel を抜け、ノース・シドニーに入って折り返し、ハーバー・ブリッジを北から南へ渡って見せる。小憎らしいほどの演出である。ようやく、出発点のジョージ・ストリートに戻ってきた。

ピット・ストリートのインターネット・カフェで、久し振りにメールを送受信。ここでカメラを置き忘れ、慌てて引き返して無事この手に戻った。ああ、良かった!
宿への帰り道、雨は本降りになった。
夜、ECCのクラス・メイトCさんに紹介され何度かメールを交換していた、シドニー在住のYさんから電話をいただく。明日お目にかかれる。

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